悪の教典 小説版 ネタバレ感想 

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ストーリー

蓮実聖司(はすみ・せいじ)は晨光(しんこう)学院町田高校の英語教諭。

爽やかなルックスと明るい性格で、生徒や教師からの信頼も厚い。

しかし、その本性は自分の利益のためなら、他人の命を奪うことを何とも思わない、真正のサイコパスだった。

蓮実は、自分の理想とする王国(=クラス)を作るため、邪魔になる者たちを次々と抹殺してゆく。

感想

貴志祐介さんの作品を読むのは「黒い家」以来でした。

黒い家は保険金殺人を描いた作品でしたね。

それに出てくる菰田(こもだ)夫妻も、共感性欠如のサイコパスでしたね。

貴志さんはこういうサイコパスを描くのが得意なのでしょうか? 他の作品とかも読んでみようかなと思います。

さてさて、では「悪の教典」の感想です。

悪の教典は、見た目はイケメンの爽やか教師・蓮実聖司の活躍(?)を描いてゆくホラー作品。

(活躍っていっても邪魔になった人間をバッタバッタとブチ●していくのですが)

作品のなかでは、現代の教育現場での問題が出てきます。

例えば体罰、イジメ、モンスターペアレンツなどなど。

ハスミンこと蓮実聖司は、これらの問題に、時には誠実に、時には実直に取り組んでいきます。

作品の冒頭では、早速の問題発生。

体育教師の園田が、生徒の成瀬修平を殴り、怪我をさせてしまう。

成瀬修平の父親は弁護士。園田を訴えると息巻く。

蓮実は園田に謝罪するように言うが、園田は聞く耳を持たない。さぁハスミンどうする。

その他にもセクハラ、モンスターペアレンツなどなど、問題が山積み。

これらの問題に、サイコパス・蓮実は健気にも(?)立ち向かってゆきます。

意外だったのが、蓮実が結構、四苦八苦しながらトラブルを解決していくところでしょうか。

もっと軽やかに、爽やかに、ドラマの中の主人公みたいにあっという間に解決していくのかなーなんて思っていましたが、そこは意外にも苦労しながらやっていくのです。

イケメンのやり手教師でも、水面下では結構苦労しているようですね。

話はそれますが、高校のころ、僕はイケメンというのは、朝起きたら勝手に髪の毛がセットされているものだと思っていました。

また、何もしなくてもいい匂いがしてくるのだとばかり思っていましたね。

よくよく考えたら、そんなことはあるはずがないのですが。

やはり、イケメンはイケメンなりに努力していたのですね(当然)。

話を戻します。

笑ってしまったのが、蓮実と変人生物教師・猫山とのやりとり。

ちょっと疲れてしまった蓮実先生は、生物準備室の猫山のところにやってきます。

蓮実は解剖大好きの猫山先生のことを気味悪がってましたが、実は結構気に入ってたのではないでしょうか?

釣井先生は、僕のお気に入りのキャラでした。

見かけはさえないながらも、その本性は蓮実に負けないくらいのサイコパス。

浮気をしていた妻を殺害。自宅の床の下に埋めていたというツワモノ。

しかも、妻の浮気相手の灘森校長を脅迫していたという。

蓮実との殺人犯同士の頭脳対決が見れると思っていたのですが、物語中盤であっさりと退場。残念でなりません……。

さてさて終盤、自分の正体がばれかかった蓮実。

このままでは、過去の自分の殺人が、すべて白日の下にさらされることになってしまう。

そこで彼は全てを無にするため、自分のクラスの生徒全員を殺すことを決意する……。

この展開はちょっと強引過ぎたのでないかなーと思います。

正体がばれかかったからって、何十人もの生徒を皆殺しって……。

無料動画サイトで、違法視聴してるのが見つかった高校生じゃあないんだから……。

作者がその展開をやりたかったから、強引に持っていったという印象。

結局、蓮実の犯行は全てばれてしまい、彼は逮捕されてしまいます。

悪は最後には滅びるということでしょうが、ラストに至るまでの展開に、ちょっと無理があったのではないでしょうか。

でも、エンターテイメントとしては、非常によくできた作品だと思います。

小説を読んでから知ったのですが、伊藤英明さん主演で映画になっているのですね。

しかも、スピンオフドラマとして、「悪の教典 序章」とかいうものも出ているとか。

今度DVDを借りてみようと思います。

あと、漫画版も出ているという。

小説と映画と漫画でラストが異なっているらしいですね。映画と漫画の方もぜひ見てみたいと思います。

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