『掟上今日子の退職願 西尾維新:著』感想

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一、
本日の感想は『掟上今日子の退職願』についてお送りしたいと思いますゆう★

はいやってきましたよ、忘却探偵シリーズの第五弾。
一度寝ると、その日の記憶をすべて失ってしまうという忘却探偵。
それゆえに即日、最速で事件解決をする、屈指の名探偵・掟上今日子。

『備忘録』『推薦文』『挑戦状』『遺言書』ときて次は『退職願』と来ましたよ。
退職願いってことは、今日子さん探偵事務所をやめちゃうのでしょうか?
あれ? でも今日子さんって個人事務所を経営してるんじゃなかったっけ?
まぁいいか笑顔
読んでるうちにわかるでしょ。
と、まぁそんな軽い気持ちで読み始めた本作。
ま、かるーく読み終わったので感想を書いていこうと思います!

二、
読み終わって思ったのですが、
やはり西尾氏はミステリーが書きたいのだろうなと感じました。確かデビュー作の『クビキリサイクル』はミステリーでしたよね。
その後の『クビシメロマンチスト』『クビツリハイスクール』と、刊を重ねるにつれ、
ミステリーよりもバトル要素が多めになっていきました。
(ひとつお断りしておきたいのですが、僕は戯言シリーズは上記三冊しか読んでいません。
どこか検討違いのことを言っているかもしれませんが、ご容赦願いますお願い )

なんというか他のシリーズ、たとえば物語シリーズや伝説シリーズに比べて、
筆がノッているというか、勢いを感じるというか。
そんな印象です。

もう一つ思ったのですが、やはり現代ではミステリーは成立しづらくなったのかなーということ。
どういうことなのかを説明します。
ミステリーの王道というと、嵐で隔絶された洋館とか、雪で通信が途絶えた山荘とか、
そういう閉鎖された空間が舞台になりますよね(クローズド・サークルというらしいです)。

ミステリー小説が生まれたのが、十九世紀のイギリスで、日本に輸入されたのが大正の頃。
そんな大昔ならまだしも、通信機器の発達した現代なら、ミステリーではお約束のクローズド・サークルは成立しづらいのでしょう。

だってたとえ電話線が切られたとしても、twitterで助けを呼べばいいのですから。
「殺人事件なう」とか(笑)
これは『メフィスト』の短編で、哀川潤が言っていたセリフです(タイトルは失念)。

忘却探偵シリーズの次回作に期待したいです。

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