『症年症女』 西尾維新 暁月あきら 著 感想

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ストーリー

『少年くん』(本名不明)は、小学5年生。彼は無個性なことを極端に嫌う。
いつからか、彼の目には他人の顔や名前といった『個性』が見えなくなっていた。

ある日、少年くんに病の宣告がされる。
少年くんが罹ったのは、全くの新病。
その病気には治療法はなく、罹った子供は必ず12歳で死ぬ。

突然の死の宣告にショックを受けるかと思いきや、内心ほくそ笑む少年くん。

何故か? それは誰にも手に入れられない『個性』を手に入れたから。

難病。
治療法はない。
12歳までに死ぬ。
悲劇の主人公。

何者にも代えがたい、この『個性』に、少年くんは飛び上がらんばかりに喜ぶ。
このまま死ねば、この新病に自分の名前がつく。
そうなれば、歴史に自分の名前が残る。
イコールそれは何にも勝る個性となる。

人生の勝利者のような気分になる少年。

しかし、そんな彼の前に一人の少女が現れる。

明るく快活で、頭もいい美少女。
そして、何よりも『個性的』
実はその『少女ちゃん』(本名不明)も少年くんと同じ病気に罹っていたのだった。
しかも、少女ちゃんは現在6年生。少年くんよりも早く死んでしまう。

このままでは新病に名前がつくのは自分ではなく、少女ちゃん。
焦った少年くんは、何とかして少女ちゃんが病気で死ぬより先に、彼女を抹殺しようと計画する。

感想

『めだかボックス』でおなじみの、西尾維新と暁月あきらのコンビの本作。

西尾維新といえば、『戯言シリーズ』の「いーちゃん」や、伝説シリーズの空々空(そらから・くう)のように、エキセントリックな主人公たちが特徴です。

めだかボックスでは、原作という立場から少年誌に登場した西尾氏。

本作ではどんな変わり者の主人公を見せてくれるのでしょうか。

しかし、西尾維新がジャンプに連載持つってきいたときはビックリしたなぁ……。

だって西尾氏がデビューしたのは講談社の小説新人賞のメフィスト賞で、ジャンプを発行しているのは、言わずとしれた集英社ですから。

ライバル誌への執筆ということで「業界的に大丈夫なのかな?」と思いましたね。

サッカーでいえば、FCバルセロナからレアル・マドリードへ移籍するようなものじゃないですか。

(サッカーに詳しくない方スミマセン^^)

今回、登場するのはなによりも『個性』を重視する少年、その名も『少年くん』

(そのままやないかーい、というツッコミは無しでお願いします^^;)

主人公は、個性的であることが何よりも重要な「少年くん」

個性的であることが何よりも重要な彼。

個性的であれば、自分が不治の病に罹ったことすら喜んでしまうという、まさに筋金入りの「無個性死んじまえ野郎」

僕の印象では「典型的な中二病患者」という印象ですね。

まぁ少年くんは小5なんですから、ちょっと早い中二病なのかもしれませんね。

人と違うことが何よりも大事。

一昔前の間違いだらけの「個性尊重教育」の犠牲者という感じ。

個性的であることに、命をかける少年くん。

そのためならば、自分が難病に罹ったことさえも利用する。

物語は少年くんが少女ちゃんを殺すまでのお話。

第1話の冒頭で少女ちゃんを刺殺しているシーンがあったので、どうやってそこま行くのかが語られていくのでしょう。

今までのところ、少年くんは少女ちゃんを殺すことに何のためらいも持っていないようですし。

(実際毒入りのコーヒーを飲ませましたし。未遂に終わったけど)

また、登場人物にも『ドク(or毒)』なる人物が出てきました。

これはドクターのドクなのか、毒物の毒なのかわからないのが面白いですね。

その辺の言葉遊びは、さすが西尾氏といったところでしょう。

本作を類型化すると「サスペンス系のボーイミーツガールモノ」でしょうか。

ドクの登場により、それにミステリー要素が加わってきました。

少年くんと少女ちゃん、二人の未来はどうなるのでしょうか。

2巻以降を楽しみに待ちたいと思います。

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