この世界の片隅に 感想 多分、今年一番のヒット作になるんじゃないですか

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映画『この世界の片隅に』を見に行ったので、感想を書いていこうと思います。ネタバレはしていません。純粋なレビューです。公開してからまだ日が浅いので、評価はまだ出ていないのですが、今年一番のヒット作になるのではないかと思っています(いや、マジで)。

ストーリー

昭和18年の広島・江波。
18歳の浦野すずは、ある日突然、呉にある北條家に嫁ぐことになる。勝手の違う土地と家に戸惑いながらも、新生活を始めるすず。夫である北條周作、そして周作の姉の径子とも、最初はぎこちないながらも、徐々に打ち解けていく。そして径子の娘の黒村晴美、遊郭に住む白木リンとも交流を深めていくすず。

時代は太平洋戦争の真っただ中。戦況は徐々に悪化していき、呉にも米軍機がやってくるようになる。暗い時代を、すずは持ち前の前向きな性格で生き抜いてゆく――。

 感想

こうの史代さんの漫画原作の映画化です。こうの史代さんにとっては『夕凪の街 桜の国』に続く、太平洋戦争を題材とした作品です。
主人公の北條すずの声は、今なにかと話題ののん(能年玲奈)さん。

この映画、公開前から楽しみにしていたんですよね。僕は夕凪の街から、こうの史代さんの作品が好きだったんで。本当は公開初日の12日に行きたかったんですが、急用が入ってしまい、仕方なく14日に行きました。
2日くらい遅れても、満席ってことは無いだろーなんて余裕ぶっこいていたんですが、その余裕が思わぬ事態を招く羽目に……。
確かに満席で見れないってことは無かったのですが(僕はネットでチケット予約はしない派です)、パンフレットが全部売り切れ……。
僕は滅多に映画館に行かないのですが、行ったら必ずその映画のパンフレットを買うんですよね。しかし、今回は、そのパンフレットが売り切れ(ガーン)。公開前からカナリ期待していた作品だけにショックは大きいです……。再入荷してから買いに行こうかなとも考えたんですが、その映画館はかなり遠いので買いに行くのがめんどくさい。仕方ないのでパンフレットは諦めます……。

後で知ったのですが、この映画、制作途中で資金が底をついてしまい、クラウドファウンディングでお金を集めたのだとか。それでも資金が足りず、監督の片渕須直さんは個人で製作費を出していたのだとか。そのせいで、監督の食費は1日100円という所まで切り詰められていたのだとか……。まさに執念ですね。

舞台は昭和初期の広島。太平洋戦争最盛期の時代。
戦争モノと言う事で、暗いお話なのかな、と思われるかもしれませんが内容は明るいです。どちらかというと、日常ゆるゆる系に近いと思います。個人的に好きなのは、級友の水原くんの絵を手伝ってあげて、その水原くんの絵が、賞をとってしまうシーンです。
「戦争反対! 戦争は嫌だ!」なんて反戦アニメだと思って見ると、面食らうかもしれません。
僕の知っているアニメで言うと「ひだまりスケッチ」や「みなみけ」に近いものがあるかな……。
一言でいうと「戦時中ゆるゆるアニメ」ですね。
上映中に「戦争をこんなにゆるく描いていいのかな?」って思ったくらいです(笑)

あらすじを言うと、映画の前半部分は、すずと、その周りの人たちの日常の描写が多いです。すずの実家は海苔の養殖をやっているという設定なので、その実家の仕事の様子を描いています。
北條家に嫁いでからは、北條家と近所の人達とのお話が中心になっていきます。
モンペ(モンスターペアレンツじゃないですよ!)の作り方を図解したり、楠木正成が食べていたという楠公飯を作ったり、戦時中のトリビア集的な要素も強いです。当時の人々の暮らしが分かったりして「へぇー戦中ってこんな風に生活してたんだー」と感心しました。

しかし、どれだけゆるいと言っても、そこは戦争映画。戦争の悲惨さや反戦もキッチリ描かれています。
すずの近しい人が空襲で亡くなったり、広島に原爆が落とされるシーンがあったりで、そういったこともきちんと描かれています。
でも全然押しつけがましくなく、作品にスンナリと溶け込んでいます。むしろ、この作品の中心は、主人公・すずの心情描写にあります。

僕個人としては、この映画は、後世まで語り継がれるべき映画だと思っています。今日現在(11月16日)で、全国で63館しか上映していませんが、上映館を増やすらしいです。多分12月くらいからドカッとお客さんが増えるんじゃないかと思います(笑)。
そうなる前に、早めに見に行くことをお勧めします。

336*280レクタングル大
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