この音とまれ! 第2巻 ネタバレ感想 鳳月さとわがコミュニケーションの大事さを学んだ日

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この巻のお話


部の存続をかけ、一ヶ月後の全校集会で演奏することになったチカたち箏曲部の面々。

演奏会に向けて特訓を開始します。
で、あさっての邦楽祭で龍星群が演奏されるので、参考にするためにチカたちは邦楽祭にやってきます。が、演奏するのは……小学生。
「ガキじゃねーか!」と怒るチカですが、小学生といっても実は名門・鳳月会の精鋭たち。
その圧倒的な演奏にチカたちは打ちのめされます。

「今の曲を一ヶ月後までに弾けるようになること」
さとわはあっさりと言いますが、チカたちは「アホか!!!」と絶叫。
「十七弦以外はそんなに難しくないから死に物狂いででやれば大丈夫」と言うさとわ。
早速練習を開始する箏曲部の面々。
しかし、当のチカたちは筝の楽譜が読めない、どこの弦かわからない、何とか弾けてもお互いの演奏が合わない、等々散々な様子。

一ヶ月後の全校集会に間に合うのでしょうか。

感想

この巻では、全校集会で演奏することが決まってから、特訓シーン、そして本番の全校集会直前までが描かれています。
何か問題が発生からの特訓開始っていう流れは、少年誌でのお約束みたいなものですから、定跡通りといえば定跡通りですね。
余談ですが昔、ウリナリ!っていう番組で素人のウッチャンがピアノを独奏できるようになる、っていう企画がありましたけど、それを思い出しました。
最初の邦楽祭のシーンで、さとわのお母さんのことに触れられてましたね。実はさとわは鳳月会から破門されているのですけれども、お母さんをチラッと見たときのさとわの表情が微妙でしたね。

2巻を読んで思ったのですが、やはりコミュニケーションって大事なんですよねぇ。
さとわのコーチを受けるチカたち。
しかし、天才肌のさとわにしてみれば「なぜこんな簡単なことができないの?」と言いたくなるような事ばかり。
周りの音が聴けない。
聴けてもどうやって合わせるのか分からない。
さとわにしてみてば、感覚でやっている事なので、どう教えていいか分からない。
この辺は「名選手は名コーチにあらず」って事でしょうねぇ。
むしろ天才型の選手は、自分が出来ることが他人は出来ないということが理解出来ないんでしょうなぁ。

帰りに寄ったもんじゃ屋で、うまくもんじゃが焼けないさとわ。そんな彼女にチカは言います。
「できねーならできねーって言え」
「分かんねーことは分かんねーって言えよ。誰も怒りゃしねーんだからよ」
続けて武蔵も言います。
「どうすればいいか分かんない時とか、一人で解決できないことは皆で一緒に考えよう」
ここで初めてさとわは「みんなが合わせられるか、教え方が分からない」と告げます。
これをきっかけに、どうやって皆で合わせるか、話し合うチカたち。
やはりどんなに天才だとしても、一人でやる分には限界ってありますもんね。
今日のことをきっかけに、人に頼るということを知ったさとわでした。
部活ものって、こういうふうに登場人物の成長が見て取れるっていうのがいいですよね。
まぁ部活ものだけに限ったことじゃないかもしれませんが。

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