この音とまれ! 3巻 ネタバレ感想 来栖妃呂みたいな女って、よくいますよね

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この巻のお話

ついに全校集会当日。
箏曲部の存続をかけた演奏が始まります。
静音さんや校長の見守る中、チカと武蔵たち箏曲部の面々は、最後まで見事に弾ききります。

演奏前は、色眼鏡で見ていた生徒たちも、拍手喝采。
結果として演奏は大成功に終わります。
演奏終了後、部長の武蔵は皆に言います。
「このまま全国を目指してみませんか?」
その一言にやる気を出すチカ、サネ、コータ、ミッツの四人。単純というかなんというか……。
なにはともあれ、時瀬高校箏曲部の新しい門出です。
放課後、静音が店にチカを呼び出します。
チカが見せられたのは、一面の筝。
何かと思えば、なんとチカの祖父が最後に作った筝。
静音はチカにこれを渡そうと言うのです。
「俺よりもっとちゃんとしたやつに渡した方がいい」
チカは最初は断ろうとしますが、静音の「あんたの筝は誰よりも優しい音をしていた」という一言で、やはり筝を受け取ることを決意します。

全校集会以来、箏曲部の面々には変化があった模様。
まず、他の生徒からも話しかけられることが多くなった。
チカも今までは怖がられてばかりだったのが、女子からも話しかけられたりしています。
さとわも、家元の娘ということで、クラスの女子から興味津々という目で見られています。
一躍学校一の有名人になった箏曲部。
そんな折、一人の新入部員がやってきます。
名前は栗栖妃呂(くるす・ひろ)。一見派手な女子に見えますが、果たしてどうなることでしょうか。

感想

2巻は全校集会から妃呂が入部してくるまでが描かれています。

冒頭の龍星群演奏シーンは圧巻。
マンガで演奏シーンを書くのは難しいでしょうに、上手く描かれていると思います。

クラス委員長の三好柊(みよし・しゅう)と、その友達の逢見初(おうみ・うい)。
この後、箏曲部の面々に絡んでくるのかなーと思っていたのですが、現在は関わりなし。名前が結構凝っていたので、哲生なみに重要なサブキャラ(どういうキャラだ)になるのかなーと思っていたのですが、勘違いだったようです。
サネにモテ期が到来。
筝男子カワイーなんて言われたみたいで。やはり何かに打ち込んでいる人って、格好よく見えるよね。
良かったね!サネ!
その一方で、何も変化が無かったミッツ……。
ま、そのうち良いことあるさ^^

♯9から、箏曲部の顧問・滝浪涼香(たきなみ・すずか)が登場。
どことなく飄々とした性格の彼。
教頭とつるんでいたり、やる気のなさげな言動から「絶対に敵役だな」と思っていたのですが、現在では普通の、頼りがいのある大人になってしまいました。
もしかして作者のアミュー氏、最初は滝浪をワルモノにする予定だったのが、途中で路線変更した?
ここでふと思ったのですが、部活もので顧問がワルモノっていうパターンって少ないですね(っていうかゼロ?)。
主人公たちに協力するフリをしながら、実は廃部に追い込むために裏で暗躍しているとか、そういうキャラ。
僕が知らないだけで、本当はあるのかもしれませんが。
♯10から栗栖妃呂が登場。
筝に興味があるフリをしながらも、実は箏曲部をメチャクチャにしたいだけの彼女。
いやらしさが、よく描けているているなーと思いました。特にさとわがいないところで、三バカ(サネ、コータ、ミッツ)にさとわの本音を伝えるところとか(実はさとわはそんなことは言っていないのですが)。
多分、作者が女性だからというのもあるのでしょうが。

ラストは、全国箏曲コンクールのシーン。
さとわがエントリーにない曲を弾いて失格になった『例の』コンクールです。
このコンクールがきっかけとなって、さとわとさとわの母が断絶することになったんですよね。そして、さとわの破門に繋がっていくんですよね。

その他にも、堂島晶(どうじま・あきら)も、このコンクールでさとわの演奏を聴いて、自分の才能のなさに失望してしまうんですよね。

多くの人間の人生を狂わせたことを考えたら、因縁深いコンクールですね。



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