ちはやふる 33巻 ネタバレ感想 この巻の主役は肉まんくんでしょう

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この巻のお話

近江神宮での全国大会個人戦。千早は準々決勝で、現クイーンの詩暢に敗れる。「次はクイーン戦で」と、最高峰の舞台での再戦を誓う、千早と詩暢。
続くA級準決勝。対戦カードは新vs肉まんくん、理音VS詩暢の戦いとなった。
小学生時代から、大会ではいつも新に負け、準優勝だった肉まんくん。

「おれはお前(新)が強いってことを証明するための道具じゃないんだよ」
「おれの物語の主役は俺だ」

今回こそはと気を吐くが残念ながら、新の前に敗れてしまう。

もう一つのA級準決勝は、詩暢が理音を下し、決勝進出。
終わってみれば、順当な結果となる。

以下、各階級の決勝のカード(主だったもの)

A級   新vs詩暢

B級   ヒョロ君VS机くん

C級   かなちゃんvs木佐臣人

D級   菫ちゃんvs波越結子

瑞沢勢は、三人が決勝進出。

はたして、各階級の優勝者はどうなるか。

感想

いよいよ全国大会編も大詰めですね。
一応、この巻で全国大会は終わり。一応の一区切りとなりそうです。
この巻の主役は、なんといっても肉まんくんでしょうね。
準決勝の新戦。小学校の頃から、新たには負けっぱなしの肉まんくん。今度こそは、と新に挑みます。が、善戦及ばず負けてしまいました。

肉まんくん名場面その一

負けた後、一人むせび泣く肉まんくん。

「だめなんだよなあ……目の前にしたときだけあいつに勝ちたいなんて」
「おれの毎日、なんだったんだろなあ。三年間、なんだったんだろなあ」

子供の頃から『名人』を目指して、かるたを取ってきた新。そしてそれが「いつもどおり」だった新。しかし、肉まんくんは別に名人を目指していたわけでもありません。新打倒を目標にしていたわけでもありません。ただ、新と対戦することになったから、戦った。それだけの事です。
厳しいようですが、そういうメンタルで勝てるほど、新は簡単な相手ではありませんでした。肉まんくんの敗北もある意味、順当だったのかもしれません。

しかし、泣く肉まんくんに、千早は言います。

「肉まんくんの毎日は、瑞沢を強くしてくれる毎日だった」
「肉まんくんが全部教えてくれた。基礎も理論も根性も」
「きっと下の子たちに残るのは、肉まんくんの言ったことだよ」

その声を聞いて、翠は大きく「はい!」と答えます。

肉まんくんは確かに新に負けました。
でも、彼の三年間は、決して無駄ではなかったのだろうと思います。かれの残してきた財産は、この後の世代に受け継がれていくのでしょう。

 肉まんくん名場面その二

決勝戦が終了しました。

瑞沢勢は、かなちゃんと菫が見事優勝。瑞沢にトロフィーを二つ持って帰ることになりました。
歓喜する千早たち水沢の面々。
ニコニコ顔のかなちゃんに、突如、肉まんくんが言います。

「ずっと好きだったんだ」

いきなりの告白シーン来ましたね^^
実はこれ、机くんの背中を押すために言ったんですよね。
机くんは、ずっとかなちゃんの事が好きだった。で、個人戦優勝したら、告白するつもりだった。でも残念ながら、準優勝になった。机くんの真面目な性格から、告白は取りやめにするだろう、と呼んだ肉まんくんは、机くんが告白しやすいように、かなちゃんに告白(するフリ)したんですよね。

でも実を言えば、肉まんくんも、かなちゃんの事が好きだったんですよね……。で、机くんのことを思って、身を引いたんですよね。
みんなの元を離れてむせび泣く肉まんくん(本日二度目)。
同じ日に、何回泣くねんって言いたいですよね。

この巻は、本当に肉まんくんが恰好良かったです。
強敵の新に挑み、好きな人のことを想ってライバルに譲ったり。
今回は踏んだり蹴ったりの肉まんくんでしたが、今後は幸多からんことを願います!!

PS

前から思っていたのですが「肉まんくん」って、何気にヒドイあだ名ですよね……。机くんも大概なニックネームだし……。たしか肉まんくんって呼び始めたのって、千早ですよね。かるたの腕は良くても、ネーミングセンスはダメダメですね。まぁ元々「残念美人」って言われている千早なんですから、さもありなんかもしれませんが。

作者の末次由紀さんは、もうちょっとマシなあだ名をつけてあげようとは思わなかったのでしょうか……。

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