ビリーバット BILLY BAT 第20巻 ネタバレ感想 人は何か指名を帯びて生まれてくるんですよね

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この巻のお話

あるカフェの軒先。学生時代のケヴィンが一心不乱にビリー・バットを描いています。そこへ現れた一人のウェイトレス。彼女はケヴィンのコーヒーカップを下げようとします。
「まだ飲んでるんだよ」と言うケヴィン。しかし、そのウェイトレス、モニカ・マウラはケヴィンに「講義出なくていいの? あなた単位やばいわよ」と忠告します。そう、モニカもケヴィンと同じ、プリンストン大学の学生だったのです。
「どうして僕が休んだ講義の回数を知ってるの?」と訊くケヴィンに、モニカは「だってあなたがビリーバットを描いているのをずっと見てたから」と答えます。
そしてケヴィンはモニカに「今度ちゃんと描いたやつをプレゼントするよ」と約束します。
そして時は経ち、スペインバスク地方のとある洞窟。
ビリーバットの謎の秘められたその場所に、ケヴィンは立ち入ります。
不注意から、小さな縦穴に落ちていくケヴィン。死んだか?と思わせておいて、なんとか無事にすんだ彼。ふと上を見上げると、天井から細い光が漏れています。どうやら小さな穴から、月明かりが入ってきているようです。そのスポットライトの中に浮かび上がってきたのは、おなじみビリーバットです。
ビリーバットに「僕はどうしたらいいんだ?」と問うケヴィン。そんな彼にバットは「バカじゃねぇの?」と笑いながら返します。
怒るケヴィン。その時、スポットライトの上から、もう一人の声が。ふと見上げたケヴィンの眼に入ってきたのは、なんともう一匹のビリーバットだった……。

感想

ビリーバットも20巻にして最終巻です。
浦沢直樹さんのミステリー系の漫画と言えば「MONSTER」「20世紀少年」などがありますが、僕が一番好きだたのはMONSTERですかね。
僕の中では、浦沢さんといえば、柔道漫画の「YAWARA!」しか読んだことがなかったので、ああいうミステリープラスサスペンス風味の作品は、ある意味ショックでしたね。
でも、読者の興味を引くテクニックとか、ストーリーテリングのやり方とか、参考になることばかりでしたね。僕もイチ物書きとして、勉強になりました。

そしれ、浦沢式ミステリーの最新型・ビリーバットもいよいよ最終回です。
ビリーバットのモデルってアレですよね、某ネズミの国のキャラクターですよね。世界経済に影響を与えまくっているという設定からして、モロにアレだと思うのですが。それでそのビリーが、実は神のような存在で、世界の成り立ちから関わっていた、というストーリーでしょうか。

まぁ浦沢さんの描く設定は難解なので、分かりづらいところもあるのですが、僕の解釈で当たらずとも遠からず、といったところではないでしょうか。

最終話をみて思ったのですが、ビリーバットの言いたかったことって「命はつながっていく」と言うことですかね。
最終回、二人の兵士、ジョニーとセルゲイに助けてもらった難民の少年。彼はジョニーとセルゲイに言います。「僕、世界を救うよ。だってこれに書いてあるんだ」と。
ケヴィンは言いました。「命の尊さを漫画で描く。それが僕の使命だ」
そしてビリーはケヴィンに言います。「そのためにおまえは生まれてきたんだ。みんなが力を貸したんだよ。お前が生き残れるためにな。人間誰しも役割があるんだ。それがお前の役割だ」
最後、生き残った少年にも使命があるのでしょうね。そして、ジョニーとセルゲイの使命は少年の命を救うことだったのでしょうね。生き残った少年は、どんな事を成し遂げるのでしょうか。
「人には誰しも使命がある」
少し自分の人生について考えさせられました。

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