小説家になりたい人にオススメの本 初級編

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「小説家という職業」 森博嗣:著 初心者だけじゃなく、上級者にもオススメ

「小説家になりたかったら、小説など読むな」

そんなショッキングな文言で始まるこの1冊。

自慢じゃあありませんが、僕は今まで結構、小説の指南書を読んできました。

正確な数はわからないんですけれど、多分20~30冊は読んできたんじゃあないかなぁ……。

滅茶苦茶ためになった本もあれば、クソみたいな本もありましたねぇ。

オーソドックスな指南書もあれば、エロゲーのシナリオの書き方なんて本も読んできました。まさに手当たり次第といった感じですね。

そんな指南書オタクの僕が、今まで読んできた指南書の中から特にオススメの本を紹介したいと思います。

今回は初級編ということで、森博嗣さんの「小説家という職業」を紹介したいと思います。有名な本なので、ご存じの方も多いかと思います。

一応「初級編」なんてタイトルをつけていますが、中上級者の方にも読んでほしいです。僕も今まで10回以上読み返しています。

森博嗣さんはデビュー当時、国立大学に勤務。

ある日、娘さんのために小説を書くことを思い立ちます。

1週間ほどで書き上げた処女作を講談社に送ったところ、とんとん拍子に出版の話が進み、半年後に作家としてデビューしていたそうです。

森さんの最大の特徴は、なんといってもその執筆速度でしょう。

1作目を送った後、編集者が電話をしたときは、もうすでに4作目を書いていたそうです。

デビュー後、コンスタントに執筆をつづけ、最盛期には1年で12冊も本を出されたとか(文庫落ちも含む)。

まさに怪物級の仕事量。しかも、専業ではなく大学に勤務しながらというから凄いの一言です。

本の内容は「技術面より心構え」

その森さんが書いた、この本。

お断りしておくと、技術的なことは殆ど書かれていません。

主に精神面。作家になるための心構えとか、そういったメンタル面のことに主眼が置かれています。

これから小説家を目指す、という人には結構ショッキングな内容かもしれません。

事実、僕も結構、衝撃を受けました(汗)

大事なことは、「こうすれば」という具体的なノウハウの数々ではなく、ただ「自分はこれを仕事にする」という「姿勢」である。その一点さえ揺るがなければなんとかなる、と僕は思っている。ようするに、「小説を書いて、それを職業にする」という決意があれば、ノウハウなどはほとんど無用なのだ。

p7より

スポーツなんかでもそうですけれど、メンタルというものは全ての土台だと思うんですよね。

数学でいえば足し算、引き算みたいな。それができなければ、話にならないっていうレベルの。

逆に言えば、それ『さえ』できれば、後はなんとかなるっていうとも言えます。

小説の存在理由は、「言葉だけで簡単に片づけられない」ことを、「言葉を尽くして」表現するという矛盾にあり、その矛盾に対する苦悩の痕跡にある。読み手も、「読んでも、もやもやするだけのもの」「感動をどう表現すれば良いかわからないもの」を求めてつぎつぎと本を手にするのである。そんなものに対して、「こうだから良い」「こうでなければならない」などと言葉だけの分析をしたとことで、一歩も本質には近づけないだろう。

p118より

「これからは、これが来る」という信念は、創作をする者が自分を鼓舞する最も大きなエネルギィとなりうる。この信念がなければ、ものは創れないといっても過言ではない。だから、「今これが売れているそうだから、自分もやってみよう」という後追いの姿勢では、この最大のエネルギィが欠けている。

p136より

人は、結局は「人に感動する」ものである。それは、自然の中にあって、最も自分自身に近い存在だからだ。人間の行為、その行為の結果がもたらしたものを通して、その人間の存在を感じる。

p151より

小説だけでなく、これからクリエイターを目指す人すべてに読んでほしい1冊です。

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